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クロデミー大賞
今回の審査は下記の5つの観点で行いました。
テーマ性:
鹿児島の黒文化をキチンと表現したものになっているか
ストーリー性:
起承転結の基本を押さえ、もっと読んでみたいと思えるような展開・表現になっているか
ビジュアル性:
絵の精度は高いか、ていねいに描かれているか
独創性:
これまでにはない新しいジャンル、発想があるか
キャラクター性:
全体的にバランスが取れているか、社会通念上ふさわしい表現であるか
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最終審査員評
謎の少女「黒」さんがとてもかわいいですね。かるかん大好きなのですが、その由来は僕もよく知らなかったです。勉強になりました。文化をつなぐっていいですね。読後感もとてもよかったです。
(漫画家 甲斐谷 忍)
鹿児島の文化を未来につなげるというテーマ、丁寧かつ濃密な作画は、読み応えがあり好印象。特にコマ割りを工夫して、登場人物たちのやりとりと地元文化の紹介のページにメリハリをつけた点は高く評価したい。
ただし、欲を言えば、二人のやりとりがボケとツッコミになっているだけに、各ページの文字の多さが気になった。その点が改善されるとさらに軽妙なテンポになると思います。
(京都精華大学 マンガ学部教授 吉村 和真)
伸びしろの大きさが評価のポイント。
鹿児島の未来の食文化をどう守っていくかという超真面目なテーマに真正面から取り組んでいる作者の姿勢には大いに共感できた。キャラの設定、ストーリー展開、最後のオチなどこれまでにない令和時代の新感覚マンガと言えるだろう。若い力の今後に期待したい。
(合志マンガミュージアム 館長 橋本 博)